« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月26日 (土)

演出としての振り子打法

Vfsh0473 Vfsh0475_1 Vfsh0474

稽古後の飲み会にて。

大学生たちが馬鹿騒ぎをしていてうるさい中、作品に関しての有意義な話が沢山出来たので、たまらんかった。

久し振りにビール飲んじゃったし。

今日から中野の劇場MOMOにある稽古場に移った。

稽古時間、長くなるっす。

昼前に、舞台監督の松井さんのテキパキとした仕切りの元、マジリンとチュウキとでワイワイとバミリ作業。

バミリ完了後、続々と客演の皆さんが現れ、稽古場が活気づく。

小屋入りまでの九日間、この稽古場で芝居を練り上げるのだと、改めて気合いが入る。

食事、喫煙、ストレッチ、和やかな談笑などをしつつ、稽古へとフェード・イン。

今回、毎回の稽古始めに、緊張と興奮を覚えている自分がいる。

一発目の「よーい、はい!」の時の感覚が以前と違う。

なんだろこれ。

「ことの始め」を仕切ることへの喜びと責任感だろうか。

たぶんそうだ。

それから、演出としての意識というか心構えは、もちろん持つのだけれど、なるべく真っさらなお客さんの目線でいたいと、強く思うようになった。

だから、台詞や段取りをなるべく覚えないようにしている。

舞台上で起こっていることへの違和感を大切にしたいから。

この芝居を、俺がお客さんとして見た場合に、「あそこはこうしたほうが面白いんじゃないか」と思いたい。

感度を上げて、新たな発見をしていきたい。

それでもやはり自分で書いた台本なので、完全にというのは無理だし、演出という立場上、芝居を組み立てていかなくてはならないので、その両方を行ったり来たりする。

そんな振り子を揺らしながら、じわじわと前進してゆくのが今、楽しくてたまらない。

2007年5月25日 (金)

稽古前の色々

Vfsh0463

稽古前、雨の池袋にて橋本達也さんと待ち合わせ。

はしもさんの衣装と小道具を探して歩いた。

小道具はあっさり見つかったものの、衣装のほうは決定打となるものが見つからず仕舞い。

だがしかし、方向性は定まったので、改めて探すこととなった。

稽古場へと向かう地下鉄の電車内で、一人台本を読むマジリンを発見。

はしもさんと俺、一瞬で悪い顔となり、車内でマジリンにメールを打ち、反応を見ることに。

俺「台本を熱心に読み込んでますね。感心です」

はしもさん「後ろのおじさんが台本をのぞいてるよ」

メールの着信に気づき、チェックするマジリン。

マジリン「…?」

周囲をキョロキョロ→俺たちを発見→笑顔→合流

遠隔操作したみたいで愉快だった。

稽古は順調に進んでおり、今日も楽しかったのだけれど、雨のせいか、顔色が悪くなる役者さんがチラホラ。

はしもさんは顔色が緑色。

鈴木幸二くんは顔色が銀色。

マジで。

Vfsh0464

マジリンと益富信孝さん。

益富さん、専用のマットを敷き、寝ている、わけではなく、エアロビ体操の最中。

片足を上下させるやつですね。

セクシー。

Vfsh0468 Vfsh0467 Vfsh0466

食いしん坊の江間直子さん、はしもさんのチョコスティックパンを秘かに狙っていたのにも関わらず、全部食べられたと言って怒っていた。

江間ちゃんに怒られたはしもさん、リアクションに困っていた。

そりゃそうだ。

Vfsh0432

これまた稽古前に、駒塚由衣さんが「チャングム」の吹き替えで、女官長の声をやっていたという話題になり、そのことを知ったマジリンが「あたし女官長大好き!」と大騒ぎ。

うるさかった。

Vfsh0469

チュウキと鈴木くんは帰り道が同じ方向なので、いつも二人でくだらないことを話しながら帰っているらしい。

例えば、ジャッキー・チェンやエディ・マーフィーの声の吹き替えについての見解など。

鈴木くん、稽古後に缶ビールを買って歩きながら飲むというのが、かねてよりの夢だったらしく、チュウキと二人で実行して、感動だったとのこと。

夢が叶ってなりより。

ドリームズ・カム・トゥルー!

Vfsh0465

2007年5月24日 (木)

芝居作りの日々

Vfsh0411

先日、江古田にある加藤健一事務所へと公演の宣伝とご挨拶に伺ったのちに、洋包丁でご飯を食べた時の鈴木幸二くん。

グルメリポートのコメントは、

「茄子、美味いです」

でした。

最近は、舞台美術のタタキ作業をしたり、個人的なDM発送の作業をしたり、高津装飾小道具さんに小道具の下見に行ったり、もちろん「カチンコ節子」の稽古をしたりと、大忙しでした。

Vfsh0410

墨田パークスタジオでのタタキ作業では、舞台監督の松井佐知子さん(左)と舞台美術の向井登子さん(右)の指示、そして、沢山の助っ人の方々の協力の元、素晴らしいセットを作ることが出来ました。

主宰として本当に、心から感謝致します。

Vfsh0420

タタキ場にて、鈴木幸二くん(左)と入交恵(右)。

マジリンいわく、

「フライデーはやめてください!」

しかし俺の見立てでは、特別な関係ではなさそうだ、確実に、今のところ。

鈴木くん、

「あばよ」

ってな感じの手の上げ具合ですが、実はこの日、雨が降っておりまして、傘を持っていなかったマジリンを自分のビニール傘に入れてあげているのです。

心の優しい青年ですね。

ちなみにマジリン、俺の傘には入ろうとしませんでした。

くそ、選り好みしやがって。

しかし、タタキの期間にはいつも感じることですが、肉体労働の時のメシって最高に美味い。

タタキもメシも、みんなで馬鹿話をしながらワイワイやるのが大好き。

ただわたくし、扁平足気味なもので、立ちっ放しの作業なんかが昔から苦手。

すぐに疲れが溜まってしまうのです。

この足の裏の浅い凹みを、松井さんにお借りしたカンナで削り取りたいと、心底思いました。

で、深夜にはせっせとDM作業。

本当はもっと早くに発送したかったのですが、俺にしては割合、早くに出来たほうかもです。

どうぞ観に来てくださいますようにと激しく祈りつつ、投函。

高津装飾小道具さんへは、登子さんと松井さんとの三人で伺いました。

京王線の国領にあるのですが、訪れるのは数年振りだったもので、駅前の変わり様には驚きました。

小道具の下見では、担当して頂いた佐藤さんがとても丁寧な応対をしてくださり、理想的な品々を押さえることに成功。

稽古場に入れるのが今から楽しみです。

Vfsh0430

高津の倉庫で、楽器を鳴らして盛り上がっている登子さん(左)と松井さん(右)。

お二人の明るさと仕事っぷりには本当に助けられております。

大感謝。

そして稽古、だいぶ進んできました。

キャラクターの色と場面ごとの流れがかなり見えてきたので、お互いにアイデアを出し合いながら、細かい芝居をどんどん生み出しているところです。

役者さんたちが、役の新たな一面を見せてくれる時が最高に嬉しい。

期待した通り、愛すべき、素晴らしい座組みとなっている。

この先、時には煮詰まることもあるだろうけど、丁寧かつ大胆に、真剣かつ愉快にやっていきたいものだ。

2007年5月15日 (火)

朝の散歩と

Vfsh0401

朝、散歩をして、お弁当を買って、公園で食べました。

連日の寝不足がたたったのか、最近なんだか体調が良くなかったので、ちょっとした気分転換。

いい天気で気持ち良かったなあ。

幼稚園のバス待ちの親子や、おじいさんやおばあさんがニコニコしているのを眺めながらの朝飯は格別でした。

朝はみんな生き生きとしてるんですね。

なにぶん夜行性で不健康な男なので、改めて、人間としての新鮮な喜びを感じました。

Vfsh0400 

これはツツジの花の蜜を取っているクマン蜂。

案外可愛くて好きな蜂ですが、刺されたらやばいので撮る時には腰が引けました。

一生懸命に働いてましたね。

身体が花粉で一杯です。

Vfsh0388

これは姪っ子。

もうね、愛してます。

稽古場に向かう電車の中で、「もしもこの子に何かあったら」と想像してしまい、胸が潰れる思いがしました。

そんなことになったらきっと、俺も死ぬと思います。

絶対にありえないのですが。

あと街を歩いていて、以前だったら大して気に留めなかったのですが、今はもう、小さな子供たちが気になって仕方がない。

まだハイハイも出来ない姪っ子も、あの子たちのように、いずれは立って、歩いて、言葉を話すようになるんだなあと、ついつい羨望の眼差しになってしまう。

「先輩!」

ってな感じです。

まあ、あっちが後輩なんですけど。

Vfsh0385

この子には本当に、何としてでも幸せになって欲しいと、心から思います。

「おじちゃんとケッコンする!」

そう言われるのが目下の夢。

「ごめんな、○○ちゃん、俺たち親戚だから、結婚できないんだよ、歳も30違うし…」

「えー! やだやだー! ぜったいケッコンするー!」

俺、涙。

姪っ子が大人になり、結婚したら、また涙。

などといった馬鹿な妄想を働かせていると、姪っ子のパパに怒られそうなので、このへんで。

「カチンコ節子」の稽古、楽しんでバリバリとやっております。

ラズカルズ 稽古場リレーに役者の皆さんが日記を書いてくださっているので、是非ご覧になってみてくださいね。

もう全員がハマり役です。

どうぞご期待ください!

2007年5月 6日 (日)

「カチンコ節子」の台本脱稿に寄せて、自分で

Vfsh0396

5月1日が「カチンコ節子」の稽古初日でありました。

その時点での台本状況は、完成予定の約三分の二ほど。

1日と2日には書けていたところまでを本読みし、もともと稽古休みとしていた4日間に突入。

世の中はゴールデンウィーク真っ只中。

俺の予定といえばもちろん、台本の執筆のみ。

楽しい思い出がいっぱいだ。

(ファミレス+自宅+喫茶店)×4日間

以上。

ぐるぐるぐるわーいわーい、だ。

常に一人でパソコンと睨めっこ。

今回の台本は短期決戦で書き上げる、などと勝手に決めていたので、台詞を書き始めたのは4月に入ってからだった。

それまでの時間は、作品の構想、キャラクター設定、取材、調べ物などに費やしてしまったのだ。

スナックを舞台にと決めるまで、作品の題材も二回変わったし。

正直言って、焦りました…

いつもいつも、稽古初日までには書き上げてしまいたいと思っているのに、毎度のごとく遅れてしまう。

ラズカルズのメンバー、並びに、関係者の皆さん、誠に申し訳ございませんでした。

しかし途中までの本読みで、役者さんたちが演じる生の声を聞いたことにより、明らかなペースアップをしたのは自分でも驚きでした。

これからは本当の稽古前に、書けているところまでの「お試し本読み会」を開こうかなあ。

…甘えてますね、すみません。

兎にも角にも、明日から改めて、バリバリ芝居を立ち上げていこう。

今回も素敵なキャストが集まってくださいました。

まだ始まったばかりだけれど、きっと良い座組みになる。

演出としても、役者としても、愛を持って、丁寧に関係を築いていこうと思う。

Vfsh0393

稽古初日、親睦会の帰り、雨の下北沢にて。

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »