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2005年4月26日 (火)

初日だー!

ついに「浅草シルバースター」の幕が上がりました。

本当に喜びと不安で胸がいっぱいでしたが、満員のお客さんの前での本番は、たまらないものがありました。

やっぱり舞台って、観て下さるお客さんがいて、初めて完成するものなんですね。

独特な空気感を味わって興奮しちゃいました。

眠れなくなって困りましたが。

それにしても、久々にお客様の前で芝居しましたが、役者もずっとやっていたいなあって本気で思ったりして。

終演後には劇場で初日乾杯があり、お客さん、共演者、スタッフさん、関係者の方々と沢山のお話が出来て、とっても幸せでした。

ここにいる皆さんと一緒の空間を共有したんだなあって。

楽日まで、頑張るぞ!

2005年4月21日 (木)

前仕込み

昨夜は稽古のあと、ラム☆天の和嘉ちゃんの誕生会へと、遅れながらも参加しました。

和嘉ちゃん、里香ちゃん、順子、大迫洋志くんが集まっていて、みんなでカレーやケーキを美味しく食べたり、プレゼントを贈ったりして。

昨日の昼間、雑貨屋さんで買ったベルトは座長へのプレゼントだったのです。

俺なんかは準劇団員の身なので、重役接待にもひと苦労であります。

まあ、プレゼントを気に入ってもらえたようなので、安心しましたが。

その後、座長から送られてきたメールによると、ベルトの長さもなんとか足りたみたいですし。

ほっ。

しかし、日頃から「祝ってもらいたいビーム」を人一倍出している座長は、日付が変わったとたん、

「はー、早く来年の誕生日がこないかなあ」

と言い出す始末。

まったく、困ったものです。

さて、今日は舞台セットの仕込み日でした。

舞台監督の尾花真さんの的確な指揮のもと、頑張って働きました。

二兎社の演出部でもお見掛けする小山さんという、ベテランの舞台監督さんもいらしていて、俺は主に小山さんのサポートにつき、緊張し、沢山の失敗をやらかしてました。

足手まといか!ってなくらいです。

すみませんでした、小山さん。

にしても疲れたー。

でも、女性陣が炊き出しで作ってくれたカレー、美味かったなあ。

昨夜から連続でカレーだったけど、お代わりしちゃいました。

仕込みの時のメシって、やっぱり美味い。

それにしても、実際に本番をやる劇場で本番の何日も前に仕込みをするなんてこと、俺は初めてです。

明日は照明の吊り込みとシュートだっていいますし。

こんな現場もあるんだなあ。

持ち小屋がある特権っすね。

俺はせめて稽古場が欲しい。

夢です。

2005年4月20日 (水)

悩む

今日は通し稽古を二回やりました。

一回目の通しは、昨日の大失態が傷となっていて、守りの演技というか、安全運転の芝居をしてしまい、

「俺つまんねー!」

と、激しく落ち込むはめに。

むー。

ご飯休憩の時には、稽古場の近所にある雑貨屋さんに行き、三十分ほど悩んだ末に、可愛らしいベルトを一本購入しました。

店内をかなりウロウロしていたので、お店の女性には、

「こいつ、万引きすんじゃないの?」

なんて思われたっぽいですけど。

だって会計の時に、

「あ、お店のホームページがあるんですねー」

と、愛想良く話し掛けたところ、普通だったら笑顔で、

「ええ、そうなんですよー、良かったらアクセスしてみて下さいねー」

なんて返してくれそうなもんなのに、その女性店員さんときたら目も合わせずに、

「あ、はい」

だけなんですよ?

あー、びっくりした。

少しは話を広げろよ!なんてことも思ったけど、そういうキャラクターほど、芝居にした時に面白かったりするからなあ。

まあ、覚えておこう。

で、二回目の通しですが、全体的には良かったらしいです。

高木さんがおっしゃっていました。

とは言っても、自分的な反省点はですね、またもや沢山ございましたので、再度チャレンジという感じです。

ダメ出しのあと、音響の今西工さん、高木さん、江原さん、小豆畑雅一さん、シルバーガールズのみんな、俺というメンバーで稽古場に残り、音録りがありました。

内容は伏せますが、楽んでやらせて頂きました。

実は俺、小豆畑さんのファンなもので、いちいち嬉しいのです。

俺、青年座の研究生だった頃から、出演されている芝居を結構拝見してますし。

素敵な役者さんなんです。

「小さい豆の畑、小豆の畑と書いてアズハタです」

というのが、自己紹介の時の文句らしい小豆畑さん。

御自分が出演した作品のタイトルを、油性マジックでガチ袋に書き込むのが習慣らしく、今回も休憩時間に黙々と励んでらっしゃいました。

すかさず近付いて、

「これとこれとこれと・・・僕、結構観てますよー」

と、芝居のタイトルを何本も指したところ、小豆畑さんに、

「おー、松本くん、アズマニア?」

と言われてしまいました。

アズマニア。

そんなものが存在するのか、くそ、さすがだ。

2005年4月19日 (火)

大失態

通し稽古をやりました。

稽古では毎回、自分の役を演じる上でのテーマをなにかしら持って臨んでいるのですが、今回のテーマは、

「先の台詞や展開を予測せず、モチベーションだけを持ち、新鮮な気持ちでやる」

というものでした。

結果、台本1ページ分くらいの台詞をすっ飛ばすという、大失態を犯すはめに。

自分の台詞を思いっ切りすっ飛ばしたあと、しばらくは気づかずに芝居をしていたのですが、ある瞬間、

「あれ、このやりとりの時に、このテンションなのは絶対におかしい」

と感じたのです。

あっ!と気づいた時にはもう、後の祭り。

とたんに顔から火を噴き、激しく動揺し、台詞をとちり出しました。

大反省。

共演者の方々の頭の上には「?」マークが浮かんだことでしょう。

おいおい!状態もいいところですし、実際、皆さんで、

「カット?」

と、顔を見合わせていたそうです。

はー。

本当にとんだ御迷惑をお掛けしてしまいました。

通しが終わったあと、演出の高木さんが上演時間について、

「んー、すっ飛ばしたところを除いても3分は縮まったな」

と、おっしゃったのを聞いたとたん、

「すみませんでしたあ!」

という声が思わず出ました。

楽屋で着替えてる時には皆さんに笑いながら、

「え、あれって作家の自主カットでしょ?」

なんていじめられたりして。

「いやいや、カットなんてしたくないですよー」

と、駄目役者は半笑いで佇んでいるしかありませんでした。

恥ずかしかったなあ。

その後、スタッフ会議の為に稽古は早く終わったのだけれど、楽屋に竹内晶子さんと二人だけでいたら、なんとなく話し込んでしまい、結局、会議が終わるまで残ってしまった。

今の稽古のことや演劇関係の話なんかを楽しく。

帰りの電車では江原さんの意見を色々と聞いてみたりも。

今回は演出助手を務めているとはいえ、稽古を良く見てるなあと感心しました。

2005年4月18日 (月)

最後の稽古休み

本日は抜き稽古のみで、出番のない役者は休みとなったので、美容院へと髪を切りに行った。

ラム☆天の里香ちゃんや順子と同じ、早坂さんという男性の美容師さんにお願いして。

俺も二人を真似して、同じところに通っていて、カットしてもらうのは今日で三回目。

確か、早坂さんは幾つか年下だったと思うけど、俺は常に敬語。

同い年でも、なかなかタメ口って出来ないんス。

嬉しいことに早坂さんは、去年やった「ハチの巣」を里香ちゃんのお客様として来て下さっていて、作品を気に入って頂けたとのこと。

「浅草シルバースター」にも、お休みの日にいらして下さるそうだ。

驚いたことに、飲み屋で知り合ったというオーストラリア人のお友達と一緒に。

そのお友達は日本語検定一級を取得していて、日本語が達者なんだそうです。

普通の日本人が知らないような漢字も読めるというので、笑ってしまった。

で、早坂さんに髪のセットに関するアドバイスを頂き、お店を出て、代々木八幡へと向かった。

益富信孝さんが今回の稽古直前に出演が決まった、「シルバーガールズ」と名付けられた女の子たち五人、内田桃子さん、木村左都美さん、方波見綾子さん、堀内志ず香さん、由川悠紀子さんを誘い、息抜きにカラオケにでも行こうと電話が入ったので。

稽古を終えた女の子たち五人に、本郷弦さんと梨紗ちゃんと江原さんも加わり、新宿東口のカラオケ屋へと繰り出した。

俺はSMAPとケツメイシの曲なんか歌ったりして。

実はカラオケで歌うのってあんまり得意じゃないんだけど、みんなが面白かったので楽しめた。

知らない曲でもマラカス振りまくり。

梨紗ちゃんはデジカメで歌い手を激写。

真顔で乙女チックに歌ってるのが無性に笑えた江原さん。

益富さんや本郷さんは、熱唱しながらも即興で替え歌バージョンを歌い、笑わせてくれた。

また近いうちに行きたいな。

2005年4月17日 (日)

記念撮影

稽古前に、演出助手をやってくれている江原里実さんと二人で、代々木八幡にあるカフェで昼ごはんを食べた。

江原さんが次に出演する芝居のことや、今の稽古のことなど、色んな話をしながら。

昨日は久し振りに梨紗ちゃんと、はぁこさんと三人だけで昼ごはんを食べていた。

衣装探しの合間に新宿で。

少人数であれこれ話をしながらの食事は楽しい。

稽古後に飲みに行くのも好きだけど、稽古前に食事というのも健康的で新鮮だった。

で、現在の稽古は、

「小返し→通し→ダメ出し」

という流れになってきている。

役者松本としては、やっと自分の役の感覚がつかめてきたところ。

自分で書いた役のくせに、お恥ずかしい話です。

きっと、作家松本に役者松本が追いついてないんだな。

頑張れ、俺。

今日は衣装パレードもあった。

場面ごとに役者がそれぞれの衣装を着て、肩を並べて立ち、記録用の写真撮影をしていく。

登場人物たちが記念撮影をしているようで妙におかしな光景だった。

2005年4月13日 (水)

自主稽古のあった日

代々木八幡にて稽古。

まだ仮ではあるけれど、すでに舞台セットが組まれている状態の稽古場。

「贅沢だこりゃ!」

と感じてしまうのは、俺が貧乏なせいだけではなく、青年座の稽古ではそれが当たり前だという事実だ。

よーし、フルタイムで同じ稽古場ってやつをワンゲルでも実行してみせるぞ。

いつかは、ね。

稽古途中には演出の高木さんと台本の変更点についての相談。

実はこのやりとり、稽古に入ってから何度か交わされているものだ。

台本に書かれたことを役者さんたちが実際に演技したとしても、その流れに無理が生じることがある。

役者が作り出す空気のみで充分となり、要らなくなる台詞も出てくる。

登場人物と物語が説得力を持つ為には、変更したほうが良くなる箇所は積極的に現場で修正していくべきだ。

そのことを高木さんはきっちりと見極めてらっしゃると信じているので、変更を持ちかけられた場合には、作家としても常に前向きに考えている。

実際、より良い芝居になっていると感じている。

で、今日は場面の違う二組に分かれて稽古をしていた。

高木さんがいらっしゃるほうが本稽古、いらっしゃらないほうが自主稽古。

はい、空き時間がもったいないという、皆さん稽古熱心な座組みなのです。

それにしても、自主稽古用の稽古場もあるのだから本当に羨ましいことだ。

俺は自主稽古組だったんだけど、自主稽古特有の雰囲気もあってか、のびのび感があって面白い稽古だった。

良い意味での遊び感覚が生まれるんだと思う。

俺が演出する公演でも、役者の為に是非やってみよう。

演出家としては、新しいことが生まれる瞬間には全部立ち会いたいって気持ちになるんですけどね。

楽しいものは見逃したくないというか、俺の手を介して成長して欲しいというか。

でもきっと、子どもの成長の為には、親が過保護過ぎてはいけないんでしょうね。

なんだか寂しいことだけど、必要なことだとも知ったので、次回の演出作品では、なんとか子離れに挑戦してみよう。

まず、演出家と役者たちで台本へのディスカッションと稽古を重ねていく→役者のみでアイデアを出し合い、稽古してみる→それに対し、演出家がアイデアや解釈を提示していく→すごく生産的な現場となる。

発見だ。

つーかこれ、普通っすか?

さて、明日は二回目の通し稽古だ。

楽しみっす。

2005年4月12日 (火)

サクラサク

一昨日の日曜日、天気が良かったこともあり、久し振りに会った友達と二人で新宿御苑へ。

あそこへは初めて行ったけど、入る為にお金が必要だとは知らなかった。

二百円ナリ。

券売機に並んでいた花見客が異常に多かったので、一瞬やめようかとも思ったけれど、折角ここまで来たのだからと、入場することに。

苑内に入ると、風が強かったせいで、桜の花びらと砂埃が常に舞っているような状態だった。

それでも、売店で買ったソフトクリームを食べながら歩いていると、なんだか楽しい気分になってきて、足取りも軽く、色んな桜の晴れ舞台を見て回った。

中でも目を引いたのは、池の淵に立っている桜の木を見た時だった。

池の中では亀や鯉が泳いでいて、その水面につきそうなくらいの、ギリギリのところを桜の枝が這っている風情に、なんとも言えない迫力を感じたのです。

うーん、いつもは綺麗で儚げな桜に魅せられるんだけど、こういう大胆な美しさってのも、なかなかいいもんだねえ。

その後、オッサン松本はソフトクリームのせいで腹を壊し、花見どころではなくなったとさ。

で、昨日、今日と連続で雨振りだ。

ホント、花の命は短くて、だよなあ。

咲いてから葉桜になるまで1週間もなかったんじゃないかな。

今回の「浅草シルバースター」の公演期間と同じくらいだ、ってなわけで、俺らもいっちょ咲かせてみせましょう!

なんて強引に芝居の話題と繋げてみましたが、いかがなもんでしょうか。

や、あんまり繋がってないですけど、稽古は楽しいですよー。

今日は出番がなかったので、主に台詞のプロンプをやっておりました。

稽古場にいると、いまだに発見の連続です。

沢山の人間が集まれば、答えは常に多様なものとなりますし。

稽古場の中でも、物語の上でも。

お客さんがこの芝居の本番を観て、どんな感想を持つのだろうと、今からドキドキせずにはいられません。

恐らく、観た人によって全く異なるものになるでしょう。

それは楽しみでもあり、怖くもあります。

毎回、こんなやっかいな気持ちになるのですが、成功が約束されてるものなんてないはずですし、きっとチャレンジするという行為は、面白いものを作る要素のひとつなのだと思います。

ミンナデサクラヲサカセヨウ!

2005年4月 2日 (土)

くすぐったい

山口勇樹という、高校の同級生で弓道部でも一緒だった奴が、お笑いなんかをずっとやっていて、今回が芝居の初舞台だというので、笹塚へと観に行った。

不思議な感じだった。

妹の舞台を観た時もそうだったけど、高校からの友達の演技を観るというのは、なんだか照れくさいというか、やるじゃんというか、めちゃくちゃダメ出ししたくなるというか、なんだろ、とにかく変な感覚だ。

とっても嬉しいのに、腹が立つのは何故だろう。

あいつと一緒にやったりするのかなあ。

くすぐったいぞ、それは。

やばいやばい。

2005年4月 1日 (金)

富士見台→新宿→麻布

午後、梨紗ちゃんと二人で富士見台にある施設に行った。

去年の11月のお誕生会で「女水戸黄門」をやったり、台本執筆の為の取材をさせて頂いたところだ。

その時に色々とお世話になった職員の堀川さんや、利用者さんたち、職員さんたちに御挨拶したかったので。

随分とご無沙汰してしまっていたけど、1週間、9時から17時頃まで過ごした感覚が蘇ってきた。

その後、新宿で買い物などをして、梨紗ちゃんと別れ、食事をして、パソコンのソフトを買い、麻布へと芝居を観に行った。

はざまみゆきさんと大迫洋志くんと観劇ツアーを組んだのです。

で、終演後、出演者の入交恵さんに御挨拶。

マジリンのお母様もいらしていたので、みんなで御挨拶。

今回、マジリンがエロい感じの役をやっていたので、そういう時に家族ってどんな気持ちで観るのだろうと、ふと心配になったりして。

というか、興味を持った。

劇場を出てからは、はざまさんと大迫くんと俺とで、自販機の缶コーヒーを買い求め、東京タワーを望む芝公園のベンチで、それぞれの演劇論をぶつけ合い、戦わせた。

嘘、芝居的な世間話をワイワイと。

夜の公園でおしゃべりだなんて、高校生の頃を思い出した。

帰りの電車では、芝居の台本らしきものを読んでいる若い男性と同じ車両になった。

緑の蛍光ペンで、自分の台詞の部分に線が入れてある。

それを熱心に黙読しながら、かすかに口をパクパクさせている。

きっと稽古の帰りで、台詞を覚えてるんだろうな。

身に覚えのある行動だ。

彼がどんな芝居をやっているのか、すごく気になったけど、俺よりも先に電車を降りていってしまった。

口をパクパクさせながら。

「頑張って!」

と、他人事ながら思ったけど、普通に見た場合、あれはかなり変な人だ。

気をつけなくては。

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