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2003年10月31日 (金)

みりんのダンベル

「みりん」のビンをダンベル代わりにして、腕を鍛えている中年女性を見かけた。

昼間、家の近所を歩いていた時のことだ。

「しゅっ、しゅっ!」

と、呼吸をしながら競歩のような歩き方。

左右両手に満タンの「みりん」を握り締め、腕を曲げたり伸ばしたり。

目は真っ直ぐに前方を見据え、顔は真剣そのもの。

髪型はいわゆるオバちゃんパーマ。

なんなんだ。

超怖い。

服装は普通なのに。

あ、角を曲がった。

2003年10月29日 (水)

傘がない

電車に乗って ウトウトしていて ふと気がついたら 降りる駅

カバンを抱きしめ 慌てて外へと飛び出した

やってしまった 傘を忘れた 電車は走り去ってゆく

誰のものでもない傘が そこら辺りにないものか

キョロキョロ見まわしたけどない

仕方が無いのでキオスクで ビニール傘を買いました

雨振りの午後 僕は電車に揺られて とても嫌な夢を見ていた

2003年10月22日 (水)

髪を切る

稽古前に行きつけの地元の美容院へ。

もう二ヶ月半くらい髪を切っていなくて、いい加減ボサボサだったし、僕の役である「板谷順吉」に合わせた髪型にしたかったので。

いつもお世話になっている女性の美容師さんに今回もお願いしました。

この美容師さんには、僕が芝居に出演する時には必ず、その役の髪の感じのイメージを伝えて、必要とあらばストーリーや役どころなんかも説明して切ってもらっています。

ちゃんと僕のイメージ通りに仕上げてもらえるので、とても感謝している美容師さんなのです。

「このあいだのお芝居、アレで大丈夫だった?」

なんて訊いてくれたりもします。

もちろんオッケーなのです。

僕的に。

今回は、前回の役柄の為に抜いていた髪の色を元通りの黒髪に戻し、その美容師さんと相談しつつ、カット、カット、カット。

おかげ様でいい感じに仕上がりました。

今日は雨振りだったので、早めに崩れてしまったのが残念でしたが。

美容院で髪を切って外に出る瞬間って、気持ちが良くって大好きです。

髪を洗ってもらうのも大好きで、もう、気持ちが良すぎて眠ってしまうくらいです。

自分で洗ってもそんなことないのに。

でもまあ、風呂場で一人で眠っていたら風邪ひいちゃいますしね。

たまにだけ人にやってもらうからいいのかもしれません。

2003年10月21日 (火)

自転車のこと2

月曜日。

駅前に違法駐車した為に撤去された自転車を受け取りに、自転車集積所に行ってきました。

自慢じゃないですが、僕は自転車を撤去されたことが何度もありまして、その違法駐車の罰金で新しい自転車が買えるくらいです。

本当に自慢にならないな、こりゃ。

撤去されるたびに反省するくせに、何度もやってしまいます。

大きく言えば犯罪だというのに。

すみません。

しかし、出先から地元の駅に帰って来て、朝、置いたはずの場所に自分の自転車がない時の悔しさといったらありません。

毎回30分間くらい、自転車を置いたあたりをウロウロと探します。

もう絶対にないのに。

そして、はっきりと撤去されたことを自覚すると、肩を落としてトボトボと家まで歩いて帰るのです。

自業自得とはいえ、毎回、悔しい思いをしています。

それにしても、自転車集積所というのは、なんであんなに変な所にあるのでしょう。

自転車が持っていかれてるのだから、そこまで歩いて行くしかないじゃないですか。

それなのに駅やバス停から20分くらい歩かないと行けない所にあるのです。

なんて中途半端な距離なんだ。

20分くらい歩くのが嫌なんじゃありません。

自転車があればなあ、と思ってしまうことが、なんだか悔しいのです。

だからといって、タクシーなんか使いたくありません。

もったいないですし、余計に悔しくなります。

ですから歩いて行きます。

これもまた罰なのだと、後悔の念を噛み締めつつ。

火曜日。

夜、大迫洋志くんの自転車を借りて、都立家政をスイスイ。

「見よ~」の稽古を見学しに来る加藤健一事務所の生徒さんたちを駅まで迎えに行くために。

それにしても、見知らぬ街を自転車で走るのって楽しい。

なんだか違う空気を吸っているような感覚になったりする。

こんな涼しい夜はとくに気持ちがいい。

なんて浮かれてフラフラと寄り道していたら道に迷ってしまい、地元の方っぽい女性に道を尋ねるはめに。

恐がられないように愛想良く、丁寧に。

しかし、結局そこは、いつも駅から歩いて通っている道だった。

この道はいつか来た道

ああ、そうだよ

新青梅街道

全く、方向音痴で困ってしまう。

だから楽しかったりもするんだけど。

2003年10月20日 (月)

自転車のこと1

日曜日。

1場から9場まで場ごとに止めながらも全場を稽古しました。

セットの転換稽古も含めての止め通し稽古。

そして、明日は休みということで稽古後には居酒屋へと飲みに行くことに。

今回のメンバーの中には稽古場に家が近い為に自転車通いの人が多く、いつもは電車の湯浅さんも今日は自転車でした。

そんな湯浅さん、電車で一時間半かけて通ってる僕に微笑みながら、

「たけ、今夜はオレの代わりに自転車乗ってどっかに帰れ」

と、おっしゃいます。

「どっか」って!

そして、

「火曜日にまた乗って来い」

とのこと。

嫌だ。

ここから僕の家まで自転車で走って何時間かかるというのだろう。

絶対に嫌だ。

しかし、ものすごく断りづらい。

なんせ相手が湯浅さんだ。

まあ、そんなこと言いながらも、これはきっと湯浅さん一流の冗談なんだろう。

うん、きっとそうに違いない。

なんて思いながら、曖昧な感じで、

「自転車を、はぁ・・・」

などと返事をしていると、湯浅さんは、

「な?」

とだけ言い残し、さっさと飲みに行ってしまった。

遠くから、

「先に行ってるぞお!」

という声が聞こえてくる。

行っちゃった。

まいったなあ、女性キャストの部屋に泊めてもらうわけにもいかないしなあ、などと思いつつあたりを見渡すと、横山利彦さんの姿が。

すかさず、

「横山さ~ん!」

と笑顔で呼びかけると、

「え~!」

と、ものすごく嫌そうなお顔。

結局、お泊まり先が見つからないまま居酒屋へ。

飲み会も中盤に差しかかり、そんなことを忘れていた頃、湯浅さんが自転車の件を確認してきます。

「やっぱり本気だったんだあ、うああ・・・」

となっていると、そこに女神が現れました。

戸田由香です。

「あ、あたし、近いんであたしが乗って帰りますよ?」

という、まさに女神のお言葉。

「ああ、助かった!」

と思いながら湯浅さんを見ると、

「ああ、そうか、じゃあ、お願いします」

と、戸田さんに鍵を渡しつつも、僕の顔を見て残念そうなお顔をなさっている。

何故だ。

2003年10月18日 (土)

お休み金曜日

金曜日。

稽古はお休み。

昼間は渡辺順子と二人で、新宿や浅草や高円寺に衣装探し。

チクショウ!

見つからない!

しかし、お煎餅と甘栗がやたら美味い。

チクショウ!

美味い!

いやいや、衣装だ、衣装。

次の休みには必ず!

夕方には、フルーチョの稽古に参加。

「見よ~」の次に出演させて頂くので。

ワンゲル公演に出てもらった熊坂貢児と佐藤宙輝と再び共演です。

前稽古をやっていたメンバーと、今日から本格的に参加するメンバーの顔合わせ初日。

座長の長谷川達之さんの仕切りで、自己紹介と台本の読み合わせをやりました。

僕は、「見よ~」が終わったあとに本格的に合流です。

「まばたき」というタイトル。

面白くなりそうです。

土曜日。

稽古場にある暖房機のつけ方がわからず、寒い思いをしていました。

暖房のボタンを押してもピクリともせず、送風のボタンを押すと動くことは動くのですが、やはり涼しい風だけが吹くのみです。

しかも風邪が流行ってしまい、演出助手の大森麗子ちゃんなど、倒れてお休みしてしまったほどです。

今日みたいな雨の日は特にキツく、みんなで身を震わせていました。

そして、夕方の御飯休憩の時に横山利彦さんと二人で、なんとかならないのものかと試行錯誤していたところ、なんと、横山さんが発見したのです。

暖房のつけ方を。

「ブウウウウゥ~ン」

という機械音と、

「うわぁ、あったか~い!」

という歓声のもと、暖かい空気が稽古場を包みました。

「送風→暖房の順番でボタンを押してください」

暖房機のボタンのすぐ下にあった、つけ方の説明書きです。

なんじゃそりゃ!

麗子ちゃんの風邪が早く治るといいと思います。

2003年10月16日 (木)

居残り稽古

水曜日。

地震がありましたね。

僕らは稽古中だったのですが、思わず芝居が止まってしまいました。

もうすぐ日本に物凄い地震がやってくるとは聞いていたので、

「ついにそいつがやってきた!」

と、本気でビビりました。

さっそく長机の下にもぐりこんだのは神之田里香ちゃん。

「基本に忠実」

これは大事な事です。

もぐりこんだのが一人だけだったので笑ってしまいましたが。

幸い地震はすぐにおさまったので、全員ホッと胸を撫で下ろしました。

地震のせいではないのですが、今日の稽古は早めに終わりました。

ですが、稽古場はまだ使っていても良かったので、里香ちゃんと2人で居残り稽古。

避難訓練ではありません。

2人とも、しっくりきてないシーンがあったので、そこを。

お互いに意見を出し合いながら1時間半くらい。

稽古の休み時間などに自主稽古をするのは、まわりにも色んな人がやっていて集中し辛いので、あまり好きではないのですが、今日は色々と試したり雰囲気も作れたので、やって良かったと思いました。

精進精進!

木曜日。

今日から劇場入りまで、都立家政にある稽古場で稽古。

広い稽古場で気持ちがいいです。

セットの幾つかを不消者の多根周作くんと林直子嬢の協力のもとに車で運んでもらい、建て込みました。

二人は高津装飾小道具からも何点かの小道具を運んでくれました。

感謝です!

しかし、これだけ涼しくなってもまだ蚊が飛んでるんですよね。

みんな刺されて痒がっていました。

そこで僕のムヒが大活躍です。

まあ実際のみんなのリアクションは、

「え、こんなの、なんでまだ持ってんの?」

くらいのものでしたが。

僕はO型だからか、やたら蚊に刺されているような気がします。

関係ないですかね?

ああ、ムヒはまだしばらく手放せそうにありません。

2003年10月14日 (火)

音録りと衣装パレード

音スタの松本昭さんが稽古場にいらっしゃいました。

芝居で使う色々な音を録音する為です。

昭さんにはワンゲル公演でも音響をやって頂き、大変お世話にりました。

僕の演出意図を汲み取った素晴らしい音出しで、芝居を支えてくださったものです。

本日、録音した内容は、わかってしまうと芝居を観てくださる方には面白くないと思うので内緒なのですが、

「8月のワンゲル公演に出演してくれた林直子が大活躍!」

というのがヒントです。

湯浅さんの演出のもと、録音は楽しくもテキパキと進んでいきました。

僕もちょこちょこと参加いたしました。

妙に力を漲らせて。

録音した音たちを使い、通し稽古をやるのが今から楽しみです。

ご飯休憩を挟んで、順子が仕切っての衣装パレード。

簡単に言うと舞台衣装のお披露目です。

これもまた、湯浅さんが組み合わせや色味などにチェックを入れつつ、場面ごとに進んでいきました。

衣装がまだ揃っていない僕は、カメラでキャストの写真を撮る係をやっておりました。

資料用です。

芝居をやるたびに感じるのですが衣装の力とは大きいもので、役を作っていく上でとても助けになってくれます。

「その気になれる」

これってかなり重要だと思います。

普段の生活で着ないような服だったら尚更です。

しかも、今回の「見よ~」は明治時代なので色々と苦労はあるのですが、現代との「差」があるからこその面白さを見つけているところです。

2003年10月12日 (日)

酒よ

土曜日。

十条での稽古が終わりだったので、湯浅さんの発案で全員参加の飲み会が催された。

会費300円也。

安い!

僕も日本酒を持参した。

稽古後に掃除や後片付けをして、ワイワイと飲み。

酒に弱い上に空きっ腹だったもので、すぐに顔が真っ赤になる。

速攻すぎて、なんだか恥ずかしいくらいだ。

酒に強くなりたいなあ。

きつい酒を平然と飲んでる人って、格好良い感じがするし。

弱いと人生をちょっと損してる気分になる。

鍛えれば強くなるなんて話も聞くけど。

んん、鍛えてみるか。

2003年10月10日 (金)

舞台セット完成

木曜日。

この四日間、横浜のほうにあるアトリエまで、舞台セットのタタキ作業に通っていました。

8月の終わりに一週間やったのですが、その続きです。

またまた入れ替わり立ち代りで、たくさんの人にお手伝いして頂きました。

もう本当に助かりました。

感謝感謝です。

有り難うございました!

タタキ作業は連日、朝の10時から夜の21時頃までだったのですが、立ったりしゃがんだり、しゃがみっ放しだったり、立ちっ放しだったり。

なので膝がどうにも痛くなってしまいます。

完成期限が今日までだということで少し焦りつつ、その焦りによってミスを連発。

そんな自分に呆れつつも、時間の無さにまた焦るという悪循環。

もっと腕を磨け!

オレ!

それにしても、タタキ作業の日ってメシがとても美味しく感じられます。

たとえそれがコンビニ弁当でもカップ麺でも。

なんなんでしょう。

「幸せだなあ」

なんて心から思います。

いや、タタキ作業も基本的には好きなんです。

上手に作れると、

「見よ、オレ様が仕上げた作品を!」

なんて思えます。

「さあて、お次はどれをやっつけようか?」

なんて。

大勢でワイワイやりながらパーツを作り、組み上げた時なんかも嬉しくなります。

まさに文化祭のノリです。

いやあ、いやいや、とにかく今日で完成しました。

こんなに時間を掛けてタタキ作業をやったのは初めてというくらいでしたが、色々と勉強にもなりました。

雰囲気のある素敵なセットなので、劇場でお客様に観て頂くのが楽しみです。

なんせ、明治時代末期の愛知県にある女子師範学校寄宿舎ですから。

是非ともタイムスリップして頂きたいものです。

金曜日。

十条での稽古後に湯浅さんとサシで飲みました。

湯浅さんは、

「普段はあまり、飲みの席で芝居の話はしないんだ」

と、おっしゃっていましたが、僕のほうから色々と聞いたり話したりしてしまいました。

今回の「見よ~」のこと、今の演劇界で面白い作家や劇団のこと。

8月にやったワンゲルの公演も観にいらしてくださって、

「面白かったじゃないか、お前、このまま続けていけよ」

と、褒めてくださったりもして。

もう単純に嬉しかったです。

湯浅さんがワンゲルに出演してくれたら凄いなあ。

楽しい想像だ。

稽古場で小道具の打ち合わせをしていたラム☆天の里香ちゃんと和嘉ちゃんが飲みに参加。

里香ちゃんとは「見よ~」のあるシーンで一緒に出ていて、今日はいつもより前進したので、ドキドキしてしまいました。

2003年10月 8日 (水)

朝の御挨拶

最寄駅の階段下で「朝の御挨拶とビラ配り」をしていた。

通る人、通る人に笑顔で熱心そうに配っていた。

なのに、僕は完全にシカトされた。

前後の人には、やっていたのに。

昨日の朝、ちゃんとビラを受け取ったというのに。

「のに」がつかなきゃいいのになあ。

というような意味のことを相田みつをが言ってた気がする。

違ったかな。

相田みつをって、いいこと言うよなあ。

確かにグチグチと文句をタレてる人は格好悪い。

でも、「のに」って言いたくなったりもするんだよなあ。

まあ、今朝のことはどうでもいいんだけど。

2003年10月 4日 (土)

喜怒哀楽が顔に出やすいです。

相手の目を見て嘘がつけません。

ちゃんとしたヒゲが生え揃いません。

目の下にクマができています。

ほっぺたにニキビができました。

顔を洗って良く寝よう。

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